2010年7月12日、対馬の目保呂(めぼろ)ダム馬事公園で生まれた対州馬(たいしゅうば)の赤ちゃんが誕生し、8月15日まで名前を募集していました。
対馬市、全国の方より多数の応募をいただきました!
対馬に因んだ名前や、MISIAの名前を使った「ターシャ」、スワヒリ語で「絆」を意味する「キバ」等、ユニークで、でもかわいい名前もたくさんありました。
応募いただいた名前の中から、対馬市と飼育職員で一次選考を行った後に、最終候補の名前から、特別審査員のMISIAが名前を決定!
MISIAが手にした手にした注目の赤ちゃんの名前は・・・「名前「奏(かなで)」です!
この名前には、自然との共存・調和のシンボルとなり、すくすくと育ってくれるよう願いが込められています。
特別審査員MISIAコメント
視察で対馬を訪れた時、日本在来種である対州馬が、今ではわずか20数頭しか生息していないと聞きました。
その時にはまだお母さんのおなかの中にいた赤ちゃんが、無事に生まれてきてくれて本当に嬉しいです。
この子をいれて、対州馬は28頭になりましたね。
「奏」という名前を聞いて思い浮かんだ言葉がハーモニーです。
今月18日から愛知県名古屋で行わる生物多様性条約締約国会議(COP10)のスローガンは、『Life in harmony,into the future』
国際生物多様性年である2010年に誕生した赤ちゃん。
生命の共存・調和のシンボルとして、素晴らしいハーモニーを奏でて欲しい、幸せを奏でて欲しい、そんな思いで命名させて頂きました。
新たな命は、まさに未来への希望の星。
その希望を絶やさずに、全ての生き物が共存できる幸せな世界を一緒に目指していけたらと思います。
決定になった名前を応募された方の中から抽選でMISIAオリジナルグッズPRESENT!
*当選者の発表は賞品の発送をもって替えさせていただきます。
*MISIAの対馬視察の様子はSATOYAMA BASKETウェブサイトで見ることができます。
http://satoyamabasket.net/contents/cmenu-12.html
■ 奏について
7月12日に生まれた奏は、現在すくすくと成長中!やんちゃですが、とても賢く物覚えの良い、将来有望な子馬に育っています!!
赤ちゃんの様子はこちらから見ることができます。=>http://www.youtube.com/user/Tsushimauma
■ 参考:対州馬とは
対馬(長崎県対馬市)を中心に飼育されてきた日本在来種の馬。体高約1.2メートルの小型で温厚な性格の対州馬は、大正時代には農耕馬として、農耕や木材・農作物・日用品等の運搬に活躍し、生活に欠かせない存在でした。
しかし、農機具の普及に伴い、かつて島内で約4000頭いた対州馬も減少。現在島内には28頭の対州馬が生息しています。
(写真提供:篠原由美恵)
■ ご案内:目保呂ダム馬事公園
対州馬の乗馬体験ができます(事前予約が必要です)。
・体験時間:10:00~16:30
・定休日:月曜日・木曜日 (祝祭日についてはお問い合わせください)
・料金:
- Aコース(曳き馬10分) 500円
- Bコース(30分騎乗) 1,000円
– Cコース(60分騎乗) 3,000円
– 外乗コース(トレッキング)2,000円
address: 長崎県対馬市上県町瀬田 目保呂ダム馬事公園
TEL: 0920-85-1113
ACCESS:
– 対馬空港から車で1時間10分
– 厳原港から車で1時間30分
– 比田勝港から車で50分