7月24日、石川県森林公園がある津幡町の町立英田(あがた)小学校の子どもたちが森を訪問し、生きもの調査をしてくれました。
今回の調査は、4月に続いて第二回目。
春から夏へ、生きものがどう変わったのか、どんないきものが住んでいるか、緑の少年団の報告です。
この報告は11月6日に行われた国際森林年記念行事で報告されたものです。
7月24日 日曜日 ぼくたちはひさしぶりにMISIAの森にいきました。春とどんなことがちがうかな?どんな草花やいきものがいるのかな?
とても知りたいきもちであるきました。
4月26日の遠足のときには、サクラがいっぱいさいて草花がめを出しのびはじめたところでしたが、7月にはたくさんのみどりにかこまれていました。
森林公園の森林は、森と木のことですが、そのとおり。緑のシャワーをあびるようなせかいでした。
こいみどりいろ、うすいみどりいろ、やさしいみどりいろ、元気なみどりいろ。
MISIAの森のみどりいろは、数えきれないくらい何しゅるいもありました。
これは春に見たマツです。
夏のマツは、春にみたときより明るい色になっていて、えだをしっかりのばしていました。
はるのサクラは花ざかりでした。
はっぱはあまりありませんでしたが、なつのサクラはみどりのはがいっぱいおいしげっていました。
花がないので、わたしはサクラだときがつきませんでした。
ヨモギです。
春のヨモギはだんごにするといい香りがしておいしい草です。
なつになると、あたりいちめんの大きなかぶになっていました。だんごにするには、なつのヨモギはすじがかたすぎると思いました。
春のスギナ、そしてこれは夏のスギナです。
一本一本の細い葉の長さがすごく長くなっていたので、はじめは同じ草だとは気がつきませんでした。
ふしぎな花オウレンです。
オウレンは、花のぬけがらはあまりかわっていなくてはっぱは大きくなっていました。
花はほかにもさいていました。
これはアカツメクサです。シロツメクサににています。
(写真右)よく見ないと気づかない白い花です。
(写真左)花の近くにいくととてもいいにおいがしました。
(写真右)春にMISIAさんや町長さん、6年生がうえたコナラの木のところで、みんなできねんさつえいをしました。
元気にせをのばしていました。でもぼくたちのほうがまだせは高いです。
みどりのシャワーをあびたようなきもちであるきつづけました。
そして、かもいけばしをわたると、こんどはマツの木の林がありました。
マツの木はとてもせが高く空の方までまっすぐにのびていました。
その木のねもとや近くのはのうらや地面には、セミのぬけがらがびっくりするほどありました。
セミは何年も土の中でそだちます。
つちがほりかえされたりあらされたりすると、セミは成虫になることができません。
森林公園にはセミがいっぱいないています。
ということは、しぜんがまもられていて、いきものたちは幸せに生きているということだと思います。
でもこの日は、リスの食べたマツボックリがあまりありませんでした。
ぼくはざんねんでした。
リスがいなくなったのかなとおもったら、インストラクターの塩見先生が
「リスのエビフライがめずらしくて、だれかが先に見つけてもっていっただけ。」とおしえてくれました。
ぼくはちょっとあんしんしました。
でもあんまりそんなことをするとリスにわるいかなと思いました。
りすはいなかったけれど、バッタやアリ、ハチなどいろいろな生き物がいました。
おひるからは、みどりの少年団の活動をしました。インフォメーションセンターで木を使った工作をしました。
木を切るのがたいへんだったけれど、木のいいかおりがしてとてもたのしかったです。
とてもあつい日だったけど、MISIAの森を歩いていると時間をわすれてしまいました。
そしてとってもきもちよくなりました。
ゲームをするのも楽しいけれど、たくさんのみどりの中ですごすときもちいいことがよくわかりました。
また、MISIAの森にいきたいなと思います。
おしまい。
子どもたちが作成した報告資料(PDF)をダウンロードできます。報告はコチラ