【終了イベント】生物多様性MY行動宣言・かざぐるまキャンペーン@slow life supporter HAO!

2010.10.12

8月25日から、ずっと継続してかざぐるまキャンペーンを行ってくださっていた、slow life supporter HAO! さん。

10月2日をもって、ついにHAO!さんでのキャンペーンがゴールを迎えました。130人もの方にご参加いただき、生物多様性について考えていただく素敵な機会になりました。

以下、HAO!さんからいただいたメッセージを掲載しています。

 

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HAO!で8月25日~10月2日まで、定休日を除く34日間のロングランをさせていただきました、”Cafeでひと休みしながら、考えてみる「生物多様性」のこと…かざぐるまキャンペーン”、おかげさまで無事に終了することができました。

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130個あまりの心のこもったかざぐるまが集まりました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。

なんと4歳から、92歳までの方々に参加をしていただき、まさに多様性に富んだキャンペーンとなりました。

まだまだ、生物多様性あるいはCOP10という言葉が浸透しておらず、国や地方自治体、そしてメディアの皆さんにがんばっていただきたいなと感じました。国会でも取り上げて欲しいものです。

 

参加していただいた方には、様々なマイ行動宣言やご意見をいただき、私たちも大変勉強になりました。

子どもたちは、「残さず食べる」「好き嫌いをしない」「植物や動物を育てる」「水を無駄にしない」「動物を見に行く」「田舎で生き物の観察をする」、また小さい子たちは生き物の絵を描いてくれました。

 

 大人の方たちは、「エコバックを使用する」「節電する」「緑のカーテンをつくる」「水を汚さない」「無駄な買い物をしない」「環境に配慮した商品を買う」など、日々の生活の中で、エコに配慮した意見が多いようでした。

 

 また実際に生物多様性に配慮した職業のかたたちには、「地方のまじめに取り組む企業とつながる」「生物にやさしい農業をする」「日本の食と環境を守る」「エネルギー管理者の資格を取る」などの力強い具体的な行動宣言をいただきました。

 その一方で、自分の故郷の里山が荒れてしまっているけど、以前のように職業として成り立ち収入になればいいのだが、今は何をするにもお金がかかり、家の修理も、山の間伐もできない。ボランティアで休耕地の草を刈ることぐらいしかできず心が痛む。といったお話もいただきました。

 

 お年寄りの方たちは、「旬のものを食べる」「地のものを食べる」「無駄をしない」などの意見が多かったのですが、「めだかを繁殖させて放流する」という元気なものや、「昔の街の様子や、自然・生き物のことを孫たちにお話しする」という声もいただきました。

 

 こうしてキャンペーンをやらせていただだくと、皆さんそれぞれに考えや意見を持っていらっしゃることがわかりました。

 そして、この先ずっと「空気や、水や、大地でつながった命のHARMONY、生物多様性」を守っていくためには、人の力が必要で、様々な世代・立場・人種・地域・国といった人の多様性が奏でるHARMONY、繋がりが重要なんだと思いました。

 

 例えば、自分なんか役に立たないと思っているお年寄りと、生き物との繋がりが希薄になっている子どもたちを結びつけると、昔の里山の話をするお年寄りが生き生きして、子どもは生き物や里山の大切さを知ることができます。

 生き物を守る農家や、里山を守りたい人たちと、都会に住む健康やエコに関心のある人たちを結びつけると新たな産業や、社会ができます。これは、国と国の関係でも言えますよね。

 

 こういった、人々のHARMONYが、かざぐるまのようにクルクルとMAWAREば、生物多様性の未来は明るくなるのかなと思います。

きっと、そんな未来になると願っています。

 「Life in harmony into the future」

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