一般財団法人mudef（事務局：東京都渋谷区、代表理事：谷川寛人、以下mudef）は、石川県森林公園（石川県河北郡津幡町）で森の保全活動を通じて生物多様性の保全の重要性を訴える、「MISIAの森」プロジェクトをスタートすることとなりました。

同プロジェクトでは石川県、津幡町の全面的な協力と、アサヒビールの協賛などを受けて森の保全活動を行う他、子どもたちが住む未来の地球への希望を込めて、子どもたち自身が未来を考えていくきっかけとなるような「豊かな森」作りを、アートを通じて行います。

［関連リンク］

mudef ：MISIAの森
アサヒビール：「アサヒの森」

「MISIAの森」プロジェクト概要

正式名称：　MISIAの森（英語名称：MISIA FOREST）
テーマ：森の保全を行うとともに、生物多様性の保全を訴えるメッセージ発信。さらに、子どもたちが住む未来の地球を意識し「希望」をつなぐ存在を中心に据えることで、子どもたち自身が未来を考えていくきっかけとなるような「豊かな森」作りを、アートを通じて行う。人間どうし、生物どうしのつながりを通じ、アートという形でメッセージを発信していくことで、想像することの豊かさや大切さを、訪れる人たちに喚起していく。
キャッチフレーズ：LIFE IN HARMONY
実施期間：2011年5月22日～2016年3月31日（5年間）
主催：一般財団法人mudef
協力（50音順、敬称略）：石川県、津幡町、金沢大学、国連大学、国連広報センター、国連生物多様性条約事務局
協賛（50音順、敬称略）：アサヒビール株式会社、アパグループ
会場：石川県森林公園内かも池付近5ha
活動の3本柱
　1. 森づくり活動：森の保全活動と津幡町の子どもたちによる生きもの調査の実施
　2. アートプロジェクト：アート作品を通じた生物多様性をテーマにしたメッセージの発信
　3. 子どもの夢の森づくり：子どもが考える夢の森づくりのアイデアを公募形式で募集

「MISIAの森」プロジェクトへの思い

「MISIAの森」では、森を通じて生物多様性の重要性を発信することを目的に運営されます。

森は、多くの生きものが住む場所であるだけではなく、アートや音楽のルーツでもあります。古代、私たちの祖先は、森で生み出された風の音や動植物の音、川の流れなどから「音楽」や「アート」を感じ取り、様々な形で表現してきました。

森への感謝の念を込めて、mudefでは、「MISIAの森」では、森林保全活動だけではなく、ARTを通じたメッセージの発信や、子どもたちが考える「夢の森」づくりを実現する場所として提案します。

森では子どもたちや専門家による森の観察を実施、森の現状を理解した後に、持続可能性に配慮したアートオブジェつくりを展開するほか、夏休みには子どもたちを対象にした「夢の森」を表現するコンクールを実施します。コンクールでは未来に残したい「森」の夢を、子どもたちに描いてもらい、入賞作品の中から、地元アーティストたちを中心に「夢」の実現をすすめます。

アート作品は、様々な想像を駆り立てます。そしてその想像力は残したい「未来」を形にするために必要なツールでもあります。「MISIAの森」は、「共存」、「希望」、「未来」をキーワードに、地元の方たちと協力しながらアート作品を展開し、メッセージを発信していきます。

「MISIAの森」の展開

「MISIAの森」は、石川県や津幡町をはじめ、多くの企業・個人の方々の協力を得て、進めていきます。現在も、「アサヒの森」作りを推進するアサヒビール株式会社による森づくりへの協力のほか、金沢の洋菓子店「メープルハウス」による新規商品販売を通じた協力も行われる予定です。

5年間の森づくりを得て、最終的に森を使った野外ライヴやイベントを開催、より多くの方に楽しんでいただける仕組みを提案していきます。

5月22日オープニングについて

「MISIAの森」が始まる5月22日は、国連が定める国際生物多様性の日に当たり、世界的な植樹キャンペーン「グリーンウェイブ」が世界各地で開催されます。オープニング当日は、石川県が実施する「いしかわグリーンウェイブ２０１１」の一環として、石川県知事や津幡町の小学生と共に植樹を実施します。

日時：2011年5月22日（日）午前10時30分～
会場：石川県森林公園内インフォメーションセンター～MISIAの森
概要：津幡町の小学生によるMISIAの森での生きもの調査の結果報告後、MISIAの森へ移動し、植樹を実施。同時にMISIAの森にMISIAデザインの巣箱を設置する。
MISIAからのメッセージの紹介

グリーンウェイブ2011とは：生物多様性条約事務局は、生物多様性に関する認識を広め、生物多様性の保全と持続可能な利用を促進することを目的に、国際生物多様性の日（5月22日）の午前10時に、世界各地の青少年の手で、それぞれの学校の敷地などに植樹等を行うことを、「グリーンウェイブ」として呼び掛けています。環境省、農林水産省及び国土交通省では、3月1日より6月15日までの期間、「グリーンウェイブ2011」として広く参加を呼び掛けています。また、本年は国連が定める「国際森林年」であるとともに「生物多様性の10年」の開始年にもあたるため、これらに対する気運を高めることについても合わせて取り組みます。

関連サイト：「グリーンウェイブ2011」

石川県森林公園について

津幡町北部の丘陵地から三国山にわたる総面積1150haにおよぶ全国屈指の規模を誇る森林公園です。園内には広大な雑木林のほか、ため池や湿生植物園などもあり、四季折々の変化に富んだ里山の自然を楽しむことができます。また、各エリアには、目的に応じた数々の施設も整っているので、自然学習、スポーツ、キャンプなどさまざまな体験ができます。サルやイノシシなどがいる森林動物園もありますが、野鳥や昆虫も多く生息しており、野生のタヌキやリスに出会うこともあります。

所在地：河北郡津幡町鳥越ハ2-2
開園：9:00～17:00
料金：無料（一部有料施設あり）
交通：国道159号線津幡バイパス中橋ICより車で10分

[PRESS RELEASE]MISIAの森、石川県森林公園でスタート

「MISIAの森」プロジェクト概要

「MISIAの森」プロジェクトへの思い

「MISIAの森」の展開

5月22日オープニングについて

石川県森林公園について

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