10月5日、石川県森林公園にあるMISIAの森では、地元英田(あがた)小学校の子どもたち17人による下草刈が行われました。
草刈りを実施したのは、MISIAの森のサイクリングロードに面しているエリア。
2011年にMISIAの森の森がオープンする前にMISIAが植樹した木が育っている場所でもあり、金沢工業大学の学生さんによって建設された森のつみ木小屋からも近い場所になります。
夏の間に育った草木を刈らずにそのままにしておけば、日照不足になって草木が枯れたり、クズなどの蔓が巻きついて、折れたり曲がったりしてしまいます。そこで草木の伸びたこの時期に、草刈りを開催することとなりました。
今回参加した子どもたちは小学校1年生から6年生まで、合計17名。賑やかな草刈りとなりました。
子どもたちに草刈りの方法を説明
今回は河北林業研究会の方に作業指導員として参加していただき、子どもたちに草刈りの諸注意を行いました。
子どもたちは鎌をつかって草刈りをするので、作業員の方から「振り回さないこと」「お友達から離れて作業すること」「鎌はただ振り回してもきれないので、きちんと切りたい草や枝を持ってから行うこと」など説明がありました。
子どもたちも真剣に作業員の方のお話を聞きます。確認した後で、今回の作業場へそれぞれが鎌を持って移動、作業に入りました。
作業の様子
作業では、一人一人が、植樹をされた木のまわりを中心に作業を実施しました。作業指導の先生も子どもたちを回り、指導します。
また、高学年になると子どもたちが1人で黙々と作業をする様子も見られました。
子どもたちは作業中、疲れると荷物を置いた場所に戻り水分補給をしたり、休憩をして、作業を続けました。
参加者の中では草を刈るうちに見えてきたキノコや虫を発見して大声を挙げて作業指導員の先生にキノコや虫の名前を聞くことも。
また、森に適度な日差しを作るため、一部の木の皮を鎌で向いて、自然に枯れさせようとする作業には、子どもたちは夢中になって参加しました。
作業終了!
作業時間は約1時間半。子どもたちの奮闘のおかげで、作業エリアがさっぱりとしました。
始めに子どもたちは草を踏みしめて作業エリアに向かいましたが、帰るときは楽々と荷物を置いた場所に戻れるほど。
終了後子どもたちは6月に金沢工業大学の協力で完成した「森のつみ木小屋」を久しぶりに訪問、小屋を上り下りして楽しみました。
7月の頃のお披露目の時は真新しい木目だったつみ木小屋も、3か月がたってだいぶ落ち着いた色となっていました。
大雨の影響で、、、
今回森を訪れて久々に驚いたのは、MISIAの森に続くサイクリングロードが夏の大雨の影響で土砂崩れが発生したこと。
残念ながらまだ道路封鎖となっていました。
道路が復興、使用可能になるのはまだ先のようです。
今回の草刈りは、2011年の森のスタート以来、石川・MISIAの森プロジェクトを賛同、サポートしていただいているアサヒビール株式会社様のご支援により実施されました。
アサヒビール株式会社様からは、参加した子どもたちにスポーツ飲料水のご提供も頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。
協力:アサヒビール株式会社/英田小学校/河北林業研究会/石川県森林公園